韓国の人気グループ「神話(SHINHWA、シンファ)」のメンバー、イ・ミヌが12月17日から2日間、単独コンサート「M RIZING」を東京・水道橋で行った。兵役のため来年5月に入隊を控え、日本では最後のコンサート。感極まって涙する場面もあり、パワフルなステージにファンは酔いしれた。
コンサートは4枚目のアルバム「M RIZING」の収録曲から、ショー・ダンスでスタートした。セクシーで迫力あるダンスに加え、ピアノの弾き語りも披露するなど多才ぶりも発揮。「うれしウィッシュ」など日本語のギャグを交え、ファンに日本語で話しかける場面も。観客とクリスマス・ナンバーを一緒に歌ったり、会場の一人を壇上に上げてデートを楽しむ演出など、イ・ミヌならではのステージを展開した。
「モッチンインセイ(素敵な人生)」を歌うと、会場一体となってボルテージも最高潮に。最後の「Last First Kiss」では全員が“FOREVER”のフラッグを掲げてエールを送り、イ・ミヌはこらえきれずに涙をこぼした。声をつまらせながら計20曲を歌い上げ、最後はアンコールに応えて再び登場。元気いっぱいに歌い踊り、ステージを締めくくった。
コンサート前に記者会見したイ・ミヌ。「現在は新曲『素敵な人生』ために活動している。経済状況が悪いのは韓国も同じ。自分自身も大変だけれど、一度だけの人生、もっと楽しもうとメッセージもこめて活動している」と近況を語った。日本では「コンサートが一番です」と日本語を織り交ぜながら、「ソロ・デビューした時に感じた情熱やエネルギーを、日本のファンに感じる」と話し、入隊前の日本最終公演に「今回は不思議と緊張している」と、率直な気持ちを語った。
今は片言の日本語については「日本のファンも韓国語を理解してくれているけれど、自分がもっと日本語ができるようになれば、もっといいライブが見せられる。ファンと友達のように親しくなれるのでは」。「僕が好きな(米歌手の)ビヨンセに、韓国語で『アンニョン、チング(こんにちは、友達)』と言われたら、とても気分がいい。僕も日本語ができるといいなと思う」と語った。
今後の活動については「韓国での年末コンサートを準備しているため、日本の皆さんとクリスマスを過ごせなくて残念」としながら、「新年からは新しい音楽活動をしながら、日本語の勉強も頑張りたい」と決意表明。「日本での正式な音楽活動開始を考えている」と明かした。また、神話のメンバーについて「なんだか久しぶりに会いたくなった。一緒にスノーボードに行ったり、旅行に行きたいな」と口にし、今後の希望は「ミュージシャンとしてもっと成長したい。今後はバラエティー、トーク番組にも出たい」と話した。
さらに「いつもたくさんのプレゼントをくれるファン」へのメッセージ。「もらったアクセサリーや服は、ステージやテレビ出演の際に着けている。体を鍛えているので、サイズは“M”ではなく“L”サイズにして」と、ジョークまじりに呼びかけた。「12月のコンサートなので、“楽しいパーティー”をイメージして準備した。皆さんが、うれしく、楽しく、幸せを感じてもらえるように」。入隊前最後の日本公演に臨んだイ・ミヌ。日本市場も視野に、積極的に活動する意欲をのぞかせた。
(文・写真 岩渕弘美)
写真:兵役のため来年5月に入隊を控えたイ・ミヌ=東京・水道橋で12月18日



