2008年10月07日

第13回釜山国際映画祭 過去最大規模で盛大に

過去最多の315作品上映 チャン・ドンゴンら開幕式典に

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 アジア最大級の映画の祭典「第13回釜山国際映画祭」が10月2日、華やかに幕を開けた。オープニング・セレモニーには国内外のスターが出席。韓国からチャン・ドンゴンやシン・ミナ、クロージング作品「私は幸せです」主演のヒョンビンとイ・ボヨン、「モダンボーイ」が劇場公開中のパク・ヘイルらが登場し、詰め掛けたファンの歓声を浴びた。

 釜山映画祭は年々規模を拡大。今年も過去最多の60カ国・地域、315本を上映する。ワールド・プレミア作品や話題の作品を紹介する「ガラ・プレゼンテーション」部門では、王家衛(ウォン・カーワイ)監督が自身の旧作をリメークした「楽園の瑕」が注目を集めた。故・張國榮(レスリー・チャン)や張曼玉(マギー・チャン)のファンには見逃せない作品。また「アジア映画の窓」部門では、橋口亮輔監督の「ぐるりのこと。」のほか、シンガポールやイラン、台湾などの新鋭の作品が紹介された。

 映画関係者はもちろん、市民も一体になって楽しむのが釜山映画祭。まさに市をあげての祭りといえる。10月3日は韓国の建国記念日「開天節」の祝日で週末にかけ3連休となり、映画館のチケット売り場には早朝から長蛇の列ができた。

 会場となる映画館やホテルは釜山のリゾート地、海雲台地区に集中している。海沿いに並ぶ刺身店やカフェは期間中、深夜までにぎわう。映画祭は10月10日まで。

(文・芳賀恵)

写真1:今年で13回目を迎えた釜山国際映画祭。開幕式典会場の海雲台野外上映場には、大勢の映画ファンが詰め掛けた=いずれも釜山で10月2日、同映画祭事務局提供
写真2:開幕式典の司会を務めた俳優のチョン・ジニョン(左)とキム・ジョンウン
写真3:日本でも人気のチャン・ドンゴン
写真4:「モダンボーイ」が劇場公開中のパク・ヘイル(左)とキム・ナムギル
posted by 映画の森 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 釜山国際映画祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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