2012年02月07日

「痛み」 クォン・サンウ×クァク・キョンテク監督、傷だらけの純愛

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 幼い日に事故で天涯孤独となり、後遺症で痛みを感じなくなったナムスン(クォン・サンウ)。少年院で知り合った兄貴分、ボンノの借金取り立てを手伝っている。ナムスンは殴られ屋だ。体中アザだらけになりながら、無気力に生きていた。

 ある日、取り立て先でドンヒョン(チョン・リョウォン)に会う。父の借金を返しつつ、たくましく生きるドンヒョンに、ナムスンは不思議な感情を覚える。その後、家を失ったドンヒョンをナムスンは自宅に招き入れる。同居を始めたことで、ナムスンはドンヒョンが血友病と知る。互いの痛みを知り二人は愛を深めていく。

 初めて人を愛する喜びを知ったナムスン。それは同時に心の痛みを知ることでもあった。ささやかな幸せをかみしめる日々だったが、ドンヒョンの病状が悪化し、高額な治療費が必要になる。ナムスンは再び危険な仕事を請け負うことになる──。

 主演はドラマ「レディプレジデント 大物」(10)や映画「戦火の中へ」(同)などで演技の幅を広げているクォン・サンウ。刈り上げた頭と野暮ったい服装でイメージを一新。心に傷を抱える無骨な男を好演している。初めて人を愛し変わっていく様子に、新しい魅力が感じられるだろう。チョン・リョウォンも病と向き合いつつ、たくましく生きる女性を好演している。

 監督は「友へ チング」(01)、「タイフーン」(05)のクァク・キョンテク監督。男同士の友情を多く取り上げてきたクァク監督が、純粋で痛い男女の愛を描いている。

(文・岩渕弘美)

「痛み」(2011年、韓国)

監督:クァク・キョンテク
出演:クォン・サンウ、チョン・リョウォン

2012年2月11日、シネマート新宿・心斎橋ほかで全国順次公開。作品の詳細は公式サイトまで。

http://itami-movie.com/

作品写真:(c) 2011 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.
posted by 映画の森 at 17:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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