2012年11月21日

「ポーランド映画祭2012」 11月24日開幕 ワイダやムンクら名作一挙に スコリモフスキ監督来日へ

「沈黙の声」.jpg

 1950年代後半といえば、フランスでゴダール、トリュフォーらヌーベル・バーグの監督たちが続々とデビューを果たした時期である。そのころ鉄のカーテンの向こうでも、同じように野心と才能にあふれた若者たちが、次々と斬新な作品を発表し、世界の映画界に衝撃を与えていた。

 アンジェイ・ワイダ、アンジェイ・ムンク、イエジー・カバレロビッチ――。“ポーランド派”と呼ばれた彼らの活躍により、ポーランド映画は世界に確固たる地歩を築き、ロマン・ポランスキーやイエジー・スコリモフスキら俊英が後に続いた。

「灰とダイヤモンド」.jpg

 今回の映画祭は、“ポーランド派”の古典をはじめ、ポランスキーやスコリモフスキの初期作品、これまで紹介される機会の少なかった知られざる名作など、50年代から60年代にかけて製作された珠玉の20作品以上を上映する。

 ワイダの名を一躍高めた「灰とダイヤモンド」(58)、ムンクの挑戦的なデビュー作「鉄路の男」(57)、カジミェシュ・クッツの幻の傑作「沈黙の声」(60)など、いずれもポーランド映画を語るうえで欠かせない選り抜きの作品が並ぶ。

「鉄路の男」.jpg

 ラインナップを組んだのは、「アンナと過ごした4日間」(08)、「エッセンシャル・キリング」(10)で健在ぶりを見せつけたイエジー・スコリモフスキ監督。25日には同監督が来場して舞台あいさつするほか、ムンク、ポランスキー両監督作品の解説トークショーも予定されている。

(文・沢宮亘理)

11月24日〜12月7日、渋谷シアター・イメージフォーラムで開催。上映スケジュールなど詳細は公式サイトまで。

http://www.polandfilmfes2012.com/
posted by 映画の森 at 07:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | ポーランド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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