2014年04月29日

香港映画特集「パン兄弟の帰還、“極限”ミステリーの悦楽」 5月3日から4本一挙公開

影なきリベンジャー 極限探偵C+.jpg

 香港出身の双子監督オキサイド・パン、ダニー・パンの4作品を一挙公開する特集「パン兄弟(ブラザーズ)の帰還、“極限”ミステリーの悦楽」が5月3日(土)スタートする。アジアのサスペンス、ホラー映画界を代表するパン兄弟。近作を一度に楽しめる貴重な機会だ。

 パン兄弟は90年代後半、タイを拠点に映画製作を本格化。「レイン」(99)、「The Eye アイ」(02)がヒットし、米ハリウッドでもサム・ライミ製作の「ゴースト・ハウス」(07)、ニコラス・ケイジ主演の「バンコック・デンジャラス」(08)を監督した。香港でも話題作を次々発表し、アジアのサスペンス、ホラー映画の第一人者となった。

 今回の特集で公開されるのはアーロン・クォック(郭富城)探偵を演じる「極限探偵」シリーズ3本と、ラウ・チンワン(劉青雲)主演の「惨殺のサイケデリア」(12)。いずれもパン兄弟得意の本格サスペンスで、5月3日から1週間ごとに連続公開される。

 第1弾は「影なきリベンジャー 極限探偵C+(原題:C+偵探)」(07)。タイ中華街の私立探偵チェン・タム(アーロン・クォック)に、ある女性の捜索依頼が入る。チェンが探し始めると、女性に関係する人物が次々遺体で発見される。

冷血のレクイエム 極限探偵B+.jpg コンスピレーター謀略 極限探偵A+.jpg

 第2弾は5月10日公開の「冷血のレクイエム 極限探偵B+(原題:B+偵探)」(11)。娼婦惨殺事件が発生し、タイ警察の刑事チャック(リウ・カイチー)がチェンに協力を依頼。第2、第3の殺人事件が起き、チャックとチェンも何者かに命を狙われる。

 第3弾は5月24日公開の「コンスピレーター 謀略 極限探偵A+(原題:同謀)」(13)。両親の死の真相を探るため、チェンはマレーシアへ。タイ、マレーシア、中国・広州をまたにかけ、手がかりをつないで謎を解いていく。

惨殺のサイケデリア.jpg

 第4弾は5月17日公開の「惨殺のサイケデリア(原題:追凶)」(13)。「自分を逮捕してほしい」と香港警察に現れた男と連続殺人事件の発生。担当刑事のワン(ラウ・チンワン)らが謎に巻き込まれる。

 特集「パン兄弟(ブラザーズ)の帰還、“極限”ミステリーの悦楽」は5月3日(土)、シネマート六本木ほかで全国順次公開される。

(文・遠海安)

作品写真:
「影なきリベンジャー 極限探偵C+」(c)2007 Universe Entertainment Ltd. All Rights Reserved.
「冷血のレクイエム 極限探偵B+」(c)2011 Universe Entertainment Ltd. All Rights Reserved.
「コンスピレーター 謀略 極限探偵A+」(c)2013 Universe Entertainment Ltd. All Rights Reserved.
「惨殺のサイケデリア」(c)2013 Universe Entertainment Ltd. All Rights Reserved.

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posted by 映画の森 at 10:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 香港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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