2014年05月23日

「ラスト・ベガス」 デ・ニーロ、ダグラスら豪華共演 悪オヤジ4人、楽しくテンポ良い“バカ騒ぎ”

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 ロバート・デ・ニーロ、マイケル・ダグラス、モーガン・フリーマン、ケビン・クラインの豪華共演「ラスト・ベガス」。昔は悪ガキ、今は悪オヤジ4人組が、ラスベガスを舞台に羽目を外すコメディーだ。

 古き良き時代の米ブルックリン。少年のビリー、バディ、アーチー、サムは兄弟のように育った。58年後。無邪気だった4人も老年期に入り、地元で暮らすバディ(デ・ニーロ)を残し、それぞれ別の場所で家族と過ごしていた。

 そんな中、唯一の独身貴族を貫いてきたビリー(ダグラス)と若い娘の結婚が決まった。ラスベガスで独身最後のバカ騒ぎ“バチェラー・パーティー”をで開くことに決定。4人は再び集うことになるが、アーチー(フリーマン)、サム(クライン)が誘っても、バディは首を立てに振らない。妻の葬儀に出なかったビリーを、今も許せなかったのだ──。

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 結婚式前夜、新郎が男仲間と楽しむ“バチェラー・パーティー”。キャメロン・ディアス主演「ベリー・バッド・ウェディング」(98)、大ヒットした「ハングオーバー!」シリーズ、女性版の“バチェロレッテ”を描いた「バチェロレッテ あの娘が結婚するなんて!」(12)など、これまでにもたびたび映画で描かれてきた。「ラスト・ベガス」は「ハングオーバー!」のシニア版といったところ。はちゃめちゃな「ハングオーバー!」と違い、分別ある老人たちが女、酒、ギャンブルと予想を超えて楽しく羽目を外す。

 ポイントは生涯プレーボーイのビリーと、亡き妻を愛し続けるバディの対比である。二人は少年時代、4人と仲良しの女の子ソフィーが好きだった。長じてソフィーはバディと結婚し、ビリーは身を引いた。ライバルだった二人は今も変わらない。いい年をしてラスベガスのクラブ歌手ダイアナ(メアリー・スティーンバージェン)に一目ぼれ。恋愛バトルは時を越え、第2ラウンドに突入する。

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 ハリウッドを代表する熟年スターが集まった「ラスト・ベガス」。一昔前なら考えられない共演作だ。70〜80年代にしのぎを削った彼らも、年を重ねて丸くなり、今回のような企画が通るようになったのだろう。

 デ・ニーロのキャリアを利用したマフィアネタ。生意気な若造をだましてこき使うエピソード。歌手としても活動するスティーンバージェンのセクシーな歌声。人気ラッパーのカーティス“50セント”ジャクソンのカメオ出演。楽屋オチ的なネタでも映画ファンを楽しませる。

 監督は「クール・ランニング」(93)のジョン・タートルトーブ。俳優のキャラクターを尊重しながら、テンポ良い笑い、温かい涙で送る作品だ。

(文・藤枝正稔)

「ラスト・ベガス」(2013年、米国)

監督: ジョン・タートルトーブ
出演:マイケル・ダグラス、ロバート・デ・ニーロ、モーガン・フリーマン、ケヴィン・クライン

2014年5月24日(土)、角川シネマ有楽町ほかで全国公開。作品の詳細は公式サイトまで。

http://lastvegas.jp/

作品写真:(c)Copyright 2013 CBS Films Inc. ALL RIGHTS RESERVED.
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posted by 映画の森 at 07:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 米国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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