
ベネチア国際映画祭審査員大賞の台湾映画「郊遊 ピクニック」(8月下旬公開)のツァイ・ミンリャン(蔡明亮)監督、主演のリー・カンション(李康生)がこのほど来日した。17日から3日間、東京・渋谷で前売り券販売イベントに参加するなど、積極的に作品をPRしている=写真。
ベネチア映画祭金獅子賞(最高賞)受賞作「愛情萬歳」(94)、ベルリン国際映画祭グランプリの「河」(97)など、世界的に高く評価されてきたツァイ監督。すでに長編映画製作からの引退を発表しており、「郊遊 ピクニック」が最後の作品となる。
この日は二人そろって登場。劇中リーが扮した役になぞらえ、看板を掲げて作品をPR。訪れたファンとの交流を楽しんだ。同イベントは18、19日の両日も午後6時半から15分間、監督とリーも参加して東京・渋谷のシアター・イメージフォーラム前で行われる。
(文・遠海安)