2012年03月01日

「父の初七日」 泣き、笑い、喧騒で送る 台湾の別れの儀式

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 父の訃報を受け、台北から帰省した娘のアメイは、兄のタージ、従弟のシャオチュアンらと葬儀に参加する。ところが、伝統に則った“道教式”の葬儀は、やたらとプロセスが煩雑で、やることが多い。与えられた役目を果たすだけでも目一杯なところに、思わぬアクシデントも加わり、アメイたちは悲しみに浸る間もなく、最後の日を迎える――。

 父親の葬儀に翻弄される娘たちの七日間を追った台湾映画「父の初七日」。葬儀のてん末をコミカルに描いているところが、伊丹十三監督の「お葬式」(84)を思わせる。しかし、「お葬式」のような群像劇ではない。中心人物は娘のアメイであり、焦点が当てられているのは、アメイと父親との心の絆である。

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 葬儀をめぐるドタバタ騒ぎの間隙を縫って挿入されるのは、父娘の回想シーン。これによって、見る者の情感はじわじわ高まり、ラストで最高潮に達する。アメイの抑えていた感情が堰を切ったように噴き出す空港のシーンは圧巻だ。さんざん笑わせた末に、じんとさせ、ほろりと泣かせる展開は、ヒューマン・コメディーの王道と言えるだろう。

 とはいえ、本作のハイライトは、やはりドタバタの部分である。胸にマイクを付け、大きな泣き声をさらに拡声させる“泣き女”。まるでカーニバルのようなブラスバンドの演奏。国際ビジネスの最前線で働くアメイにとって、伝統的な葬儀の仰々しさ、賑々しさは、ほとんど“異文化体験”に違いない。

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 極め付けは、泣くタイミングの指示である。葬儀を指揮する“道士”から合図が送られたら、食事中であろうと歯磨き中であろうと、ただちに棺桶にすがり付き、泣いてみせなければならない。何とも無茶なルールだが、戸惑いながらも、懸命に対応しようとするアメイの必死な姿がおかしい。アメイ役のワン・リーウェンが、映画初出演ながら、なかなかの好演を見せている。

 また、道士として粛々と葬儀を取り仕切る叔父のアイーに扮したウー・ポンフォン、泣き女役のジャン・シーインが、それぞれ味わい深い演技を見せ、ウーは台湾金馬奨で助演男優賞、ジャンは台北映画祭で助演女優賞に輝いている。

 古い風習を描いた作品だが、映像には清新な感覚がみなぎる。自ら書いた原作を脚色し、台湾金馬奨で最優秀脚色賞を受けたエッセイ・リウが共同監督を務めたことで、若い息吹が注入されたのかもしれない。

(文・沢宮亘理)

「父の初七日」(2009年、台湾)

監督:ワン・ユーリン、エッセイ・リウ
出演:ワン・リーウェン、ウー・ポンフォン、チェン・ジャーシャン、チェン・タイファー、タイ・バオ

3月3日、東京都写真美術館ホール、銀座シネパトスほかで全国順次公開。作品の詳細は公式サイトまで。

http://www.shonanoka.com/

作品写真:(c)2010 Magnifique Creative Media Production Ltd. Co. ALL rights reserved
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2010年11月21日

台湾電影ルネッサンス2010 「台北カフェ・ストーリー」 蕭雅全(シャオ・ヤーチュアン)監督に聞く

「自分と他人は大切なものが違う。人間の心理的価値を描いた」

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 台北のカフェ「ドゥアル珈琲館」。明るい日差しがそそぐ店内。気の利いたインテリア。手作りのおいしいケーキ。香り高いコーヒー。店を仕切るのは美人姉妹。姉のドゥアル(桂綸鎂=グイ・ルンメイ)は、おっとりマイペース。妹のチャンアル(林辰唏=リン・チェンシー)は、しゃきしゃき活動派。二人のカフェは、ちょっと変わっている。へんてこなオブジェや、役に立ちそうもないガラクタが、ところ狭しと置かれているのだ。もし気に入ったものがあれば、何か別の物を置いていく代わりに、持ち帰っても大丈夫。あなたの目的がコーヒーでも、“物々交換”でも、私たちのカフェにようこそ。

 「台北カフェ・ストーリー」は、おしゃれでほんのり温かい、台湾映画としては新しい雰囲気のドラマだ。キーワードは物々交換。さまざまな人が店を訪れ、1杯のコーヒーとともに時間を過ごし、また自分の場所に戻っていく。ドゥアルもまた、運転中にトラックにぶつけられ、修理代がわりに荷台に満載の花を手に入れた。花はドゥアルの店を飾り、人々の目を楽しませる。蕭雅全(シャオ・ヤーチュアン)監督は語る。

 「友人が買い物へ行く途中に事故にあい、ぶつけた相手が、まさに買おうとしていた物を持っていた。実際に聞いた話がヒントになった。自分が非常に思い入れのある物が、他人の目にはまったく価値のない物に映る。自分が贈られても欲しくないものを、他人が宝物のように大事にしている。私たちが普段よく経験することだ。“人間の心理的な価値”を表現できないか……物々交換がいいのでは、と」

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 人々の手を行き交う物たちは、まるで居場所を探す人間のようだ。

 「その通り。ガラクタやおもちゃは、まだ持ち主が見つかっていないだけ。ドゥアルのセリフにもあったね。『きっとこの町のどこかで、ソファや陶器をなくした人がいる。あるいは探している人がいる。行くべきところへ行っていないだけなんだ』って」

 独創的なストーリーだけでなく、主要キャスト3人の個性も魅力的だ。妹役のリン・チェンシーは映画初出演で、20歳になったばかり。初々しさが光る。ドゥアルが恋心を抱くカフェの客には、張震(チャン・チェン)の兄である張翰(チャン・ハン)を起用した。

 「リン・チェンシーは以前、コマーシャルで一緒に仕事をしたことがあった。妹役を探す時に最初に顔が浮かび、すぐに決まった。チャン・ハンの役は、たくさんの俳優に来てもらって選んだが、彼らの演技を見るのではなく『何か話をしてくれ』と頼んだ。自分の周りで起きた話を聞かせる役だからね。チャン・ハンはなぜかひどく落ち込んでいた。聞くと、数日前に飼い猫が死んだという。会うなりずっと猫の話を続けて、とても感動的だったので彼に決めた(笑)。台湾の舞台あいさつでも、観客に『なぜ彼にしたのか』と聞かれたよ。猫が決め手と話したら、隣に立っていたチャン・ハンが『えっ』と驚いていた。後で言ったんだ。『君の猫に感謝すべきだよ』って」 

 シャオ監督にとって、「台北カフェ・ストーリー」は10年ぶり2作目の長編映画となる。台湾映画が長い低迷期に入った1990年代、監督は広告業界にいた。東京国際映画祭のシンポジウムでは「僕はなまけものだから、映画を撮らなかった」と冗談めかして話したが──。

「ほんとうに優秀な映像制作者が、映画を撮れず広告の世界にいる」
 「もちろん台湾映画界は不況が続いている。ほんとうに優秀な映像制作者たちが、映画を撮れずに広告の世界にいるのも事実だ。ただ、自分がどうしても撮りたければ、なんとか資金繰りをしたはず。それをしなかったのは、やはり自分の努力が足りなかったのだと思う」

 作り手の考え方もさまざまだ。「モンガに散る」の鈕承澤(ニウ・チェンザー)監督が「娯楽映画でもアイドル映画でも、撮ることに意味がある。1本撮れば次のチャンスにつながるからだ」と話す一方で、「4枚目の似顔絵」の鍾孟宏(チョン・モンホン)監督は「商業映画を撮るつもりはない」と言い切っている。

 「なるほど、私は二人とも付き合いがあるが、その通り考え方はまったく違う。私自身は『これは商業映画、これは芸術映画』と決めつけて考えない。自分が興味のあるテーマで、観客が見たいと思う作品を撮りたいだけ。自分はまったく興味がないテーマだけれと、観客受けのみを考えたものは作りたくない。かといって、自分がとても思い入れあるテーマで撮っているのに、見向きされなければショックだろう。撮ったものを見てくれる人が少しでもいれば幸せ。広く一般受けする映画は保守的になりがちなので、あまり撮りたくはない」

 自分自身が影響を受けた監督について、ちょっと考えて言った。「やはり侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督だと思う」。「ただし」とすかさず付け加える。

 「強調しておきたいのは、ホウ監督のスタイルに影響されたわけではないこと。映画監督はどんなに偉大な人の影響を受けても、自分はまったく違う個性を持ちたいと思うものだ。私もホウ監督のような作品を撮りたいわけでない。『フラワーズ・オブ・シャンハイ』(98)に助監督として参加した時、学んだことがある。監督は私たちに膨大な資料を準備させた。登場人物の背景から始まり、とにかく徹底的に調べさせた。ただし現場で使われた資料は、集めた量の5%に満たなかった。いまだに私にも当時の習慣が残っている。そういう面でホウ監督に影響を受けた」

「今の台湾では声を上げて発散でき、理性的で温かいものが求められている」
 2008年、「海角七号 君想う、国境の南」(魏徳聖=ウェイ・ダーション監督)が歴代興行収入記録を塗り替え、台湾映画に追い風が吹き始めた。今年は年明けから「モンガに散る」が大ヒット。先週発表された映画賞「台湾電影金馬奨」では、同作主演の阮經天(イーサン・ルアン)が主演男優賞を獲得。さらに張作驥(チャン・ツォーチ)監督の「愛が訪れる時」(第11回東京フィルメックス出品作)とチョン・モンホン監督の「4枚目の似顔絵」が主な賞を二分した。東京国際映画祭ではオムニバス作品「ジュリエット」で若手の侯季然(ホウ・チーラン)監督が才能の片鱗を見せ、陳玉勲(チェン・ユーシュン)監督が13年ぶりに復活するなど、明るい話題が続いている。2年前の“海角七号旋風”を、シャオ監督は振り返る。

 「あんな大ヒットになるとは、想像できなかった。(首を振って)まったく思いもしなかった。個人的な推測だが、今の台湾は政治的に行き詰まり、経済的にも明るい兆しが見えない。市民は『わあっ』と声を上げて発散できる“何か”を求めているのではないか。一方で非常に理性的で、温かいものへの欲求もあると思う」

 現在いくつかのアイデアを抱え、製作に向け準備を進めている。来年のクランクインを見据えて、テーマは二つに絞った。一つは「家族」、もうひとつは「愛情」だ。

 「最近やっと台湾映画と観客の関係がよくなり始めた。あまりに製作費がかかるものを作ろうとすると、かかわる人間が増えすぎ、撮りたいものが撮れなくなってしまう。少し費用を抑えて、こだわって撮るようにしたい。かつ見る人も喜んでくれればうれしい」

 インタビューの最後、思い出したように「もうちょっと話していい?」と付け加えた。

 「ずっと頭にあるのは、是枝裕和監督の作品。『歩いても 歩いても』(08)が大好きで、いろいろ考えさせられている。彼が家族を語る方法は、とても素晴らしいと思う」

(文・写真 遠海安)

「台北カフェ・ストーリー(原題:第36個故事)」(2010年、台湾)

監督:蕭雅全(シャオ・ヤーチュアン)
出演:桂綸鎂(グイ・ルンメイ)、林辰唏(リン・チェンシー)、張翰(チャン・ハン)

第23回東京国際映画祭「台湾電影ルネッサンス2010 美麗新時代」出品作。第47回台湾電影金馬奨オリジナル主題曲賞受賞。

http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=105

写真:「台北カフェ・ストーリー」の蕭雅全(シャオ・ヤーチュアン)=東京・六本木で10月27日
作品写真:(c)BIT Production
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2010年11月16日

台湾電影ルネッサンス2010 「4枚目の似顔絵」 鍾孟宏(チョン・モンホン)監督に聞く

「微妙な空気が感動を呼ぶ。死を描くことで、生への意欲を表したい」

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 道ばたでつぶれたトカゲの死体。検死台に横たわる男の遺体。ぐったり動かない金魚。瓶に詰められもがくカエル。鍾孟宏(チョン・モンホン)監督の作品には、死の匂いがつきまとう。「4枚目の似顔絵」の冒頭、主人公の少年はたった一人、父の死に直面する。

 「なぜ死にこだわるのか。自分でも分からない。誰もがいつかは死ぬものだが、子供の時から死ぬのがとても怖かった」

 長編デビュー作のドキュメンタリー映画「醫生」(06)で、一人の少年を追った。「4枚目の似顔絵」に登場する3枚の絵のうち、2枚目は彼が実際に描いたものだ。

 「とても聡明な子だったが、その後、自殺してしまった。彼が生前に描いた作品の中に、蛇が大きく口を開けた絵がある。タイトルは『最後のひとくちのネズミ』。今も強く印象に残っている……私は結局、死にとらわれている」

 父を失った少年は、長く離れて暮らした母のもとに身を寄せる。大陸から移民してきた母は、水商売で生計を立てつつ、得体のしれない男と再婚していた。少年には温かい家庭など用意されていなかった。母と一緒にいるはずの兄は、「行方不明になった」という。兄の居場所を問う少年に、男はいきなり暴力をふるう。

 「台湾では最近、子供が殺されたり、傷つけられる事件が多い。私は自分のことを映画にしない。新聞で読んだ話や、人から聞いたできごとを参考に物語を作る。事件が起きても、たいていの人はすぐに忘れてしまう。私は記憶に残すため、映画にしている」

 「4枚目の似顔絵」では主役の少年を選ぶため、台湾じゅうの小学校を回った。畢曉海(ビー・シャオハイ)の顔を初めて見た時、「なんともいえない味がある」と思い、起用を決めた。

 「私は演技の勉強をしたことがない。まず俳優の外見を見る。人物の奥行きまで表現できるか、じっと見る。たいていの俳優は表面だけなぞろうとするけれど、いい映画に出る俳優は、だいたいいい俳優。物語をきちんと表現できているということだ」

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 映画作りへの道のりは長かった。大学ではコンピューター・サイエンスを専攻。米シカゴで映画制作を学んで台湾に戻り、これまで100本を超すCM(コマーシャル・フィルム)を制作してきた。2008年、張震(チャン・チェン)と桂綸鎂(グイ・ルンメイ)主演で「停車」を撮って注目を集める。路上に停めた車を動かせず、なかなか家へ帰りつけない男。冷たいブラック・ユーモアが印象的な作品だ。3本目の長編「4枚目の似顔絵」は、夏の第12回台北映画祭オープニング作品に。今月20日に発表される台湾最大の映画賞・台湾金馬奨でも7部門で候補となっている。

 「高校生の時からずっと映画が好きだった。映画にかかわる仕事をしたいと思っていたが、台湾には専門の学校が少ない。私たち四十代の監督は侯孝賢(ホウ・シャオシェン)や楊徳昌(エドワード・ヤン)に大きな影響を受けた世代だが、映画の仕事はまったくなかった。台湾で映画を撮るのは、“とても大変”などというレベルではない。想像を絶する厳しさだ。今でも資金集めには苦労する。ラブストーリーやコメディーを撮らないと、すぐに“非主流”のレッテルを張られてしまう。海外の映画祭で上映され、賞を獲るような作品は『外国人に見せるもの』と思われる。台湾人には分からない映画だ、とね。商業映画? 撮る気はない」

 今も記憶に残る場面がある。高校2年の時、劇場で見た「戦場のメリークリスマス」(83、大島渚監督)。デビッド・ボウイが坂本龍一の頬にキスをする。大きな衝撃を受けた。

 「とても強烈だった。わあ、男が男にキスするんだ、と。当時台湾はまだ(社会的に)解放されていなかったから。世界にはまったく別の窓があることを知ったんだ」

 好きな監督は、挙げればきりがない。溝口健二、小津安二郎、稲垣浩、小林正樹。北野武の「座頭市」は、勝新太郎のオリジナル版より現代的で気に入っている。アキ・カウリスマキ、ジム・ジャームッシュ、コーエン兄弟。1950、60年代のフランス映画。ロベール・ブレッソンの“ヒットしなかった”作品たち。つくづく「映画は微妙なものだ」と思う。

 「登場人物が生きる世界に観客が入り、喜びや悲しみを共有する。強烈な感情、音楽、映像が、映画的な魅力に満ちている……“いい映画”を、言葉で表現するのは難しい。ストーリーの良し悪しで決まるものでもない。微妙な空気が、感動を呼ぶものだから」

 1990年代以降、長く低迷した台湾映画界は、ここ数年で息を吹き返しつつある。監督は「4枚目の似顔絵」に登場した金魚に触れた。ぐったりと動かず、死んでしまったように見える金魚。

 「あの魚たちはパクパク口を開け、息をしようとしている。まだ死んでいない。死が近い状態を描くことで、生への意欲を表現したい」

(文・写真 遠海安)
  
「4枚目の似顔絵」(2010年、台湾)

監督:鍾孟宏(チョン・モンホン)
出演:畢曉海(ビー・シャオハイ)、戴立忍(ダイ・リーレン)、郝蕾(ハオ・レイ)、金士傑(ジン・シージエ)、納豆(ナー・ドウ)

第12回台北映画祭最優秀長編作品賞。第23回東京国際映画祭「台湾電影ルネッサンス2010 美麗新時代」出品作。
 
http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=107

写真:「4枚目の似顔絵」のチョン・モンホン監督=東京・六本木で10月25日
作品写真:(c)Cream Production
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2010年11月09日

台湾電影ルネッサンス2010 「風に吹かれて キャメラマン李屏賓(リー・ピンビン)の肖像」

クワン・プンリョン、チアン・シウチュン監督が質疑応答 “映像の魔術師”の素顔

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 侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督が「童年往事 時の流れ」「恋恋風塵」「百年恋歌」で描いた台湾。王家衛(ウォン・カーウァイ)監督が「花様年華」で描いた香港。トラン・アン・ユン監督が「夏至」で描いたベトナム。是枝裕和監督が「空気人形」で描いた東京──。彼の名は知らずとも、きっと映像は見たことがあるだろう。アジアを代表する台湾出身のカメラマン、李屏賓(リー・ピンビン)。第23回東京国際映画祭の特集「台湾電影ルネッサンス2010 美麗新世代」で、密着ドキュメンタリー「風に吹かれて キャメラマン李屏賓(リー・ピンビン)の肖像」が上映された。

 みずみずしく美しい映像は、どこから生まれるのか。名だたる監督たちと、何を語り合うのか。見上げるような体躯、真っ黒に焼けた肌、無造作に伸ばされた髪とひげ。一見無骨な“映像の魔術師”が、人間と自然を敬い、光や風と対話する。世界を飛び回るリー・ピンビンを、3年に渡って追いかけた「風に吹かれて キャメラマン李屏賓(リー・ピンビン)の肖像」。東京・六本木での上映に合わせて10月25日、關本良(クワン・プンリョン)、姜秀瓊(チアン・シウチュン)監督が観客との質疑応答に参加した。

 観客との主なやり取りは次の通り。

「きっかけはホウ・シャオシェン監督。最初は本にするつもりだった」
 ──二人のどちらが企画したのか。一連の作業での役割分担は。

 クワン:チアン監督は以前、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督と仕事をしたことがあり、リー・ピンビンとは長い付き合い。彼女が「リー・ピンビンの本を書きたい」と言うので、私が「いっそ映画に撮った方が反響が大きいのでは」と提案し、共同監督を務めることになった。

 ──カメラマンの一人として、尊敬する先輩を撮影する。緊張したり、本人に嫌がられたりしたことはあったか。被写体と撮る側の関係は。

 チアン:私は彼と十数年の付き合いがあった。ホウ・シャオシェン監督の「フラワーズ・オブ・シャンハイ」(98)の編集を東京で行うことになり、一緒に初めて来日した。編集は時間がかかり、待ち時間も長かった。合間に彼と東京のあちこちを歩き、いろいろな話をした。(「風に吹かれて」では)彼が緊張することはまったくなかった。仕事中の彼は、とても集中して仕事に入り込んでいる。私たちがカメラを向けていても気にしない。台湾の観客にも「撮影中に気まずくなったことは」と聞かれたが、全然なかった。彼のカメラマンとしての美学と同じだと思う。

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「木の葉とも対話するような人。人としてのあり方を学んだ」
 クワン:私は「花様年華」(00)で第2撮影班にいた時、彼と知り合った。台湾のスタッフから「ほんとうに素晴らしいカメラマン。若い人に惜しみなく技術を分け与える人」と聞いていた。香港に彼がいる時、大胆にもこちらから呼び出し、雑談したりもした。彼から学んだことは撮影技術より、人としてのあり方だ。彼は人の感情を非常に大切にする。「風に吹かれて」を見れば分かると思うが、木の葉とも対話するような人。私は台湾映画の人間味ある作風にひかれていて、彼から表現方法を学びたかった。

 これまで十数年、カメラマンとして働いてきたが、「風に吹かれて」が一つの総括になった気がする。彼ほどのカメラマンを撮るので最初は緊張したが、実際に本人は撮影中とても忙しくしていた。私たちを気にしなかったので、緊張は消えていった。印象的だったのは、完成した作品を見た時の彼の反応だ。スクリーンの中の自分を見て、「あれは俺の声かい?」「本当にあれは俺なのか?」と。反応がとても大きく、興味深かった。

 ──リー・ピンビンは作家性のあるカメラマンだ。現場でどう監督やり取りし、俳優とどうコミュニケーションを撮り、どんな技術を持っているのか。人となりだけでなく、技術的な面も見たかった。

 クワン:1時間半の長さなので、撮影したすべては盛り込めない、彼のいろいろな側面を知りたい、と思う気持ちはよく分かる。撮影を通して、彼と仕事してきた監督たちに聞いた。彼らいわく、リー・ピンビンの魅力は「全体のスタッフの中でどっしり落ち着き、安心感と信頼感を与えること」。技術面で印象的だったのは、照明を含め、常に最小限の機材で撮ることだ。自分の目で見た現実を、そのままカメラで表現しようとしていた。

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「水のように柔らかな感性。監督によって方法を変える」
 チアン:私たちは「風に吹かれて」を3年かけて撮った。最初は技術面に焦点を絞るつもりだった。本を書こう、と思ったきっかけも、彼の技術を記録したかったからだ。だがこの3年、私たちもいろいろな人生経験をした。私も映画作りに携わる一人。技術より人間性や感性が、私たちと彼の間で大事と思うようになった。人生に対する態度が大事だ、と。彼はまるで水のような人。どうにも変わりうる、柔らかな感性と可能性を持っている。撮影方法も監督によって変えている。ホウ・シャオシェン監督なら「あうん」の呼吸。監督がストーリーを語れば、すぐにすべてを理解して撮る。逆に若い監督や新人監督には、カット割りからカメラワークまで細かく説明する。その時々で方法を変えていた。

 ──編集にはどれぐらいの時間をかけたのか。自分たちに課した倫理観、基準はあったか。

 クワン:実は技術的な部分、米国にいる家族、彼が撮った映画の現場の様子も素材としてかなり撮った。だが、編集段階で一番心動かされたのは、彼の自然や人間に対する姿勢、映画、仕事、過去に対する思いだった。ホウ・シャオシェン監督と話す時、空や雨に対する独特の考え方を話したり、東洋的な哲学観を持っていたり。素晴らしい持ち味だと思った。

 チアン:ドキュメンタリー映画には脚本がない。最初は方向性を持って撮影にとりかかったが、予想がつかないことも起きる。たとえばパリで「ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン」が撮られた時。ジュリエット・ビノシュとホウ・シャオシェン監督のやり取りを撮りたかったが、現場に着いた時にはすでに撮影が終わっていた。さらに屋外の撮影が続き、リー・ピンピンの照明手法も撮れなかった。だが、ホウ・シャオシェン監督とリー・ピンビンの対話が撮れたのはよかった。テーマは彼の人生、映画芸術だが、私たち二人の観点で撮った作品だ。二人が感動したものを描き出した。

「彼は言った。“自分を撮る価値があるのか。それでも撮るなら、一緒に努力しよう”」
 ──作品の中でウォン・カーウァイ監督が「(「恋する惑星」(93)のカメラマン)クリストファー・ドイルは船乗り、リー・ピンビンは軍人だ」と話すシーンがある。映像で見るリー・ピンビンは雄弁で、寡黙には見えなかった。

 チアン:クワン監督のおかげ。彼が話を引き出してくれた。撮影を始めるにあたり、私はリー・ピンビンにメールを書き、正直に、誠実に聞いた。「なぜ少ない機材で美しい画面が撮れるのか。若いカメラマンにとって、あなたの仕事ぶりを見るのは貴重な体験だ。2年かけてあなたを追いたい」と。結果的には3年になったけれど。彼は非常に驚き、喜んでいいか分からぬ様子で、ぼうぜんとしていた。彼は言ってくれた。「資金集めも大変だろう。撮っても一部のカメラマンや、興味のある人しか見ない作品になるのではないか。それだけ時間をかける価値があるのか。それでも撮ると言うなら、一緒に努力しよう。途中でなにか大変なことが起きたら、中断してくれて構わない」と。思いやりのある言葉を聞き、余計に私は「撮らなければ」と思った。

 ──2年の予定が3年に伸びた。どこで「もう十分だ。編集にとりかかろう」と思ったのか。

 チアン:実は去年、(台湾最大の映画賞)「台湾金馬奨」事務局から「ワールド・プレミアとして上映しないか」と打診された。その時点では完成に程遠かったが、重要な登場人物であるリー・ピンビンのお母さんにも見せたくて、急いで仕上げた。金馬奨には感謝している。招待されなければ、今も撮り続けているだろう。

 ──リー・ピンビンと接して、自分自身が受けた影響は。

 クワン:初めは私たち二人の夢で、資金もない状態で撮影を始めた。途中で私は別の仕事に忙殺されたり、彼女も子供ができたり、結局3年もかかってしまった。私たちがリー・ピンビンを撮っていると聞き、いろいろな人が手を差し伸べ、仲間に加わってくれた。作品で使った18本の映画の使用権を買う必要があったが、資金がなかった。するとある銀行が「出しましょう」と言ってくれた。そんな経験を通して、私はもっと大胆に、夢を追求しようと思うようになった(笑)。

 チアン:リー・ピンビンのことは、撮影前からよく知っていたつもりだった。だが撮影を通して、誰にでも対等な態度、おごりもせず、卑屈にもならない姿勢に感心させられた。取るに足らない後輩の私にも、対等に接してくれた。ほんとうに優秀な監督たちに会うこともでき、リー・ピンビンと一緒にいろいろな国に行き、さまざまな文化に触れることができた。私は映画監督なので、撮影技術を知りたいとも思っていたが、人生や生活に対する姿勢の方が創作には大切だ、と彼は改めて気付かせてくれた。

 李屏賓(リー・ピンビン) 1954年、台湾・基隆生まれ。77年、台湾・中央電影公司で映像制作の道に入る。主な撮影作品にホウ・シャオシェン監督の「童年往事 時の流れ」(85)、「戯夢人生」(93)、「憂鬱な楽園」(96)、「ミレニアム・マンボ」(01)、「珈琲時光」(03)、許鞍華(アン・ホイ)監督の「女人、四十」(95)、行定勲監督の「春の雪」(05)、譚家明(パトリック・タム)監督の「父子」(06)、周杰倫(ジェイ・チョウ)監督・主演の「言えない秘密」(07)、川口浩史監督の「トロッコ」(09)など。最新作は12月公開のトラン・アン・ユン監督、松山ケンイチ、菊地凛子主演の「ノルウェイの森」(10)。

(文・写真 遠海安)
 
「風に吹かれて キャメラマン李屏賓(リー・ピンビン)の肖像」(2009年、台湾)

監督・撮影・編集:關本良(クワン・プンリョン)、姜秀瓊(チアン・シウチュン)

第12回台北映画祭グランプリ。第23回東京国際映画祭「台湾電影ルネッサンス2010 美麗新時代」出品作。
http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=111

写真:観客の質問に答えるクワン・プンリョン監督(左)とチアン・シウチュン監督=東京・六本木で10月25日
作品写真:(c)Yonder Pictures Limited Inc.
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2010年11月07日

台湾電影ルネッサンス2010 「モンガに散る」イーサン・ルアンら舞台あいさつ

第23回東京国際映画祭 新作6作品を特集上映 台湾映画に新しい風

「モンガに散る」舞台あいさつ.jpg 「モンガに散る」舞台あいさつ2.jpg

 台湾映画に、新しい風が吹き始めた。2008年に「海角七号 君想う、国境の南」が歴代興行記録を塗り替え、今年は青春任侠映画「モンガに散る」が大ヒット。観客が“地元発”映画に目を向け始め、新しい才能も続々登場している。第23回東京国際映画祭では、特集「台湾電影ルネッサンス2010 美麗新世代」を開催し、日本未公開の新作6本を上映した。映画の森では、来日した監督や俳優の言葉を通し、“台湾映画の今”をお伝えする。

 「台湾電影ルネッサンス2010 美麗新世代」では「モンガに散る」(10)のほか、徐若瑄(ビビアン・スー)出演のオムニバス3部作「ジュリエット」(10)、桂綸[金美](グイ・ルンメイ)主演の「台北カフェ・ストーリー」(10)、鍾孟宏(チョン・モンホン)監督の「4枚目の似顔絵」(10)、張鈞ィ(チャン・チュンニン)主演の「ズーム・ハンティング」(09)、ドキュメンタリー「風に吹かれて キャメラマン李屏賓(リー・ピンビン)の肖像」(09)を上映。すべて去年から今年にかけて台湾で公開された新作だ。

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ニウ・チェンザー監督「台湾映画に大きな変化。注目、応援して」
 中でも目玉となった「モンガに散る」は、主演の阮經天(イーサン・ルアン)、趙又廷(マーク・チャオ)、鈕承澤(ニウ・チェンザー)監督、製作の李烈(リー・リエ)がそろって来日。特集オープニング作品としての上映に合わせて10月24日、東京・六本木で舞台あいさつした。ニウ・チェンザー監督は、ユーモアたっぷりに日本語で「今夜、あいてる?」と壇上から呼びかけ、満場の客席をわかせた。

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 1980年代の台北を舞台に、若者5人の成長と挫折を描く「モンガに散る」。ニウ・チェンザー監督の長編2作目で、台湾では今年2月の旧正月に公開。台湾映画として「海角七号」に次ぎ、歴代2位の興収2億台湾ドルを超す大ヒットとなった。12月18日に日本でも公開される。ニウ監督は客席を見渡し、「誰も席を立っていない。気に入ってもらえたのでしょう」と満足げ。「台湾映画界は最近、大きな変化を迎えている。ぜひ注目し、応援してほしい。観客とコミュニケーションできる映画作りのため、これからも情熱を傾け、心血を注ぎたい」と話した。

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イーサン・ルアン「見に来てくれて、感謝、感謝、感謝」
 主役の一人・モンクを演じ、台湾最大の映画賞・台湾金馬奨の主演男優賞候補となっているイーサン・ルアン。「男同士の友情が描かれた、感動的な作品。日曜の午前中にもかかわらず、たくさんの人が見に来てくれて、感謝、感謝、感謝です」と笑顔で語った。イーサン・ルアンとともに主役5人の一人を演じたマーク・チャオ。「5人の仲がとても良かったから、映画も『良かった』と言ってもらえるのでは。撮影中はずっと一緒で、今も兄弟のよう。真の友情を得ることができた。作品では演技したのではなく、役を“生きていた”と思う」と振り返った。

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 台湾で大ヒットした理由について、製作のリー・リエは「映画作りで重要なのは脚本。私は映画、ドラマ、舞台を問わず、芝居がとても好き。私が読んで感動した作品は、観客も絶対に感動すると思ってきた。『モンガに散る』で描かれた物語は、誰もが身近で経験したこと。監督が若い時に経験した兄弟愛を、心血を注いで表現した。ヒットの理由は簡単だ。観客が共鳴すれば、感動は生まれる。12月の日本公開は、私たち台湾映画人がずっと夢見てきたこと。よりいい映画を送り出せるよう、今後も頑張っていきたい」と話した。

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リー・ガン「同じ言葉で、力を合わせる。“映画中国”の存在意義だ」
 続いて、「ジュリエット」主演のビビアン・スー、製作で李安(アン・リー)監督の実弟でもある李崗(リー・ガン)、「ズーム・ハンティング」主演のチャン・チュンニンらも合流して記者会見。初めに台湾側の代表である陳志寛(チェン・チークアン)・行政院新聞局電影処長が「台湾の素晴らしい作品、人気の俳優たちを呼んでくれたことに感謝する。台湾、日本、全世界の映画を愛する人たちの交流が、うまくいきますように」とあいさつした。

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 また、映画祭初日の23日、中国代表団が「中国台湾」として開幕式典に参加するよう要求したことに対し、台湾代表団が反発。結論が出ず時間切れとなり、双方がグリーンカーペット・セレモニー参加を見送ったことについて、ニウ・チェンザー監督は「ああいうことは初めてではない。大局的な合意がされていないと、小さなことがいろいろ起こるということだ」と話した。ビビアン・スーが後ろを向いて涙をぬぐうと、リー・ガンが「ひとこと言わせてほしい」と切り出した。

 「大変残念だった。ビビアンも一生懸命お化粧して待っていたが、まるで結婚式に出られなかったようで残念。映画は長い時間努力して作るもので、映画祭はパーティーのようなもの。映画とは関係ない理由でだいなしになるのは、本当に残念だ。政治の問題は映画の問題より大きい。100年の歴史、十数年の内戦を経て、最近ようやく(中国と台湾の)双方が話し合いのテーブルに着いた。政治問題を解決するのは、私たち映画人の仕事ではない。文化、スポーツ、経済などさまざまな面で交流はあるが、私たちには映画が一番大切。映画について中国と台湾は、とっくに一つになっている。同じ言葉を話し、力を合わせて作品を撮っている。一番大事なのは“映画という一つの国”。同じ言葉で、同じ作品を作ることで、地球に貢献する。それが私たち“映画中国”の存在意義だと思う」

 話し終えると、客席から大きな拍手。ビビアン・スーは「昨日は残念なことがあり、小天(イーサン・ルアンの愛称)、(ニウ・チェンザー)監督、チュンニンの4人で朝まで飲んだ。それでも解決できない。私たちがいくら頑張っても、どうにもできない。とても残念。『ジュリエット』は脳性麻痺の役で、私にとって大きな挑戦だった。気に入ってもらえるとうれしい」と話していた。

(文・遠海安 写真・岩渕弘美、遠海安)

写真1〜5:「モンガに散る」の(右から)ニウ・チェンザー監督、イーサン・ルアン、マーク・チャオ、リー・リエ=いずれも東京・六本木で10月24日
写真6:ご機嫌で踊り出す「モンガに散る」のメンバー
写真7〜8:イーサン・ルアン
写真9〜10:マーク・チャオ
写真11:記者会見に顔をそろえた(左から)イーサン・ルアン、ニウ・チェンザー監督、ビビアン・スー、マーク・チャオ、チェン・チークアン処長、リー・リエ、シエ・シャオウィン台北市文化局長、チャン・チュンニン
写真12:ビビアン・スー
写真13:チャン・チュンニン

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「モンガに散る」(2010年、台湾)
監督:鈕承澤(ニウ・チェンザー)
出演:阮經天(イーサン・ルアン)、趙又廷(マーク・チャオ)、馬如龍(マー・ルーロン)、鳳小岳(リディアン・ヴォーン)、柯佳嬿(クー・ジャーヤン)

12月18日、シネマスクエアとうきゅうほかで全国順次公開。作品の詳細は公式サイトまで。
http://www.monga-chiru.com/

「ジュリエット」(2010年、台湾)
監督:侯季然(ホウ・チーラン)、沈可尚(シェン・コーシャン)、陳玉勲(チェン・ユーシュン)
出演:徐若瑄(ビビアン・スー)
http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=103

「台北カフェ・ストーリー」(2010年、台湾)
監督:蕭雅全(シアオ・ヤーチュアン)
出演:桂綸[金美](グイ・ルンメイ)、林辰唏(リン・チェンシー)、中孝介
http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=105

「4枚目の似顔絵」(2010年、台湾)
監督:鍾孟宏(チョン・モンホン)
出演:畢曉海(ビー・シャオハイ)、戴立忍(ダイ・リーレン)
http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=107

「ズーム・ハンティング」(2009年、台湾)
監督:卓立(チュオ・リー)
出演:張鈞ィ(チャン・チュンニン)
http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=109

「風に吹かれて キャメラマン李屏賓(リー・ピンビン)の肖像」(2009年、台湾)
監督:關本良(クワン・プンリョン)、姜秀瓊(チアン・シウチュン)
http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=111
posted by 映画の森 at 01:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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